二次感染の疑いがある方へ
二次感染した方が給付金を受け取るためには
母親または父親が、集団予防接種が原因でB型肝炎の給付金を受け取ることができる人の場合で、その子が二次感染者に該当する場合、B型肝炎の給付金を受け取ることができます。
このページでは、B型肝炎給付金について二次感染者とはどのような場合か、どのような給付を受け取ることができるのかについてお伝えします。
二次感染とは
二次感染とは、細菌やウイルスに感染した人から、他の人に感染することをいいます。 B型肝炎の原因はB型肝炎ウイルスで、集団予防接種等で注射器を使いまわしたことが原因で、B型肝炎ウイルスに感染した場合、その人には給付金が支払われることになっています。
集団予防接種等で直接感染することを一次感染と呼んでおり、その子が感染した場合には二次感染者として給付金の対象となっています。
母子感染
二次感染の代表例は母子感染です。
母子感染とは
母子感染とは、母親から子に細菌やウイルスを感染させてしまうことをいいます。
母子感染には、妊娠中に胎児に感染する胎内感染、出産中に胎児が参道を通る際に感染する産道感染、母乳を与えることによって感染する母乳感染があります。
B型肝炎ウイルスについては、産道感染をする可能性があり、集団予防接種等で感染した母親から母子感染をした子についても給付金の支払いがされることになっています。
母子感染を立証するには
母子感染を立証するためには、本人と母親のB型肝炎ウイルスの塩基配列を比較した血液検査結果を提出します。
父子感染
二次感染には母親だけではなく、父親から感染する可能性もあります。
父子感染とは
父子感染とは、父親から子に細菌やウイルスを感染させてしまうことをいいます。
B型肝炎ウイルスは、唾液や涙、汗からも感染する可能性があり、食器や歯ブラシの共有や、体が触れるスポーツで感染をする可能性があります。
そのため、父子感染の場合にも、父親が一次感染者として給付金を受け取ることができる場合には、その子も給付金を受け取ることができます。
父子感染を立証するには
父子感染を立証するためには、本人と父親のB型肝炎ウイルスの塩基配列を比較した血液検査結果を提出します。
まとめ
このページでは、二次感染の人がB型肝炎の給付金を受け取ることができる場合についてお伝えしてきました。
自分が給付金の受け取りをすることができるのか、疑問に思うことがあれば、弁護士に相談をしてみてください。